飲食・食品メーカー専門の業績アップマーケティングコンサルティング

  

立川ブログ

2024年2月16日

「流行とスタイル」

流行はかなりのスピードで

色褪せるが

スタイルだけは不変である

スタイルとは

やり方、様式

スタイルを貫くことで、賛同者が増え

やがてブランドという価値を生む。

昨日は京都にて打ち合わせ、勉強会後

久しぶりに友人と「串八」へ

言わずと知れた名店

創業昭和52年、今年で47年目となる

昔、僕の大学の近くの「白梅町本店」に

大学の友人と青春を謳歌していた

昨日訪れた店舗では

木曜日にも関わらず

僕らは40分ほど待ちで満席に満席であった

飲食業界は

流行やビジネスモデルといった

言葉遊びが蔓延り、暗黒な時代が続く歴史

郊外型ステーキ店やオシャレ焼肉。

話題を攫うが、やがてFC化し

QSC低下、飽き、モノマネから腐敗する

ここ数十年同じ繰り返し

そこにコロナが来て

ややリセット感があるように感じる

さらに物価高、可処分所得減少により

選ばれる外食店舗しか数字が残せない

来店回数が減るが故

いくら目先のWEB販促などを

スマホにお届けしても

奇抜な商品や謎コンセプトで尖っても

失敗したくない、ブランドあるお店に行く

シンプルな消費者心理

そんな環境下での「串八」は

そのスタイルを変えることなく

お客様に安心と納得をお届け

串かつ1本60円〜、焼鳥1本100円〜

その再下限な商品を

オーダーがあってから1本、1本

パン粉つけ、揚げ

勿論、当たり前だが美味い

小ぶりなスタイルも少子高齢化にハマり

子供から老人までトータル的に受け入れ

ガッツリ食べるサラリーマン層は

アルコールを浴びるほど飲み

様々な種類の串かつや焼鳥を

平均15本以上は食べる

客単価は2800〜3000円だが

満足度は高く

全世代に受け入れられる強みがある

このスタイルは45年以上変わらない

最近

ブランドについてよく考えるが

その根っこは

スタイルを変えず、時代と対峙し進化かも

そして

ブランドができれば、お客様は沸くように

やって来るし、集中する

トキ消費、コト消費の典型だろう

僕が定点観測する外食店舗は

流行、映え、尖り、坪売上、横着ではない

根っこにブランドある店舗中心

そこを見続けることで

名目GDP世界4位陥落、利権特権日本で

生き残る”術”が見えてくる