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立川ブログ

2020年4月20日

「矛盾がでてくる」

おはようございます。

労務コンサルタントの立川昌子です。

昨日鬱に対する対処法の話を記載する

とお伝えしましたが

気になる新聞欄がありましたのでこちらから。

コロナウィルスの拡大で

技能実習生が日本に入ってこれず

農業や介護関係で深刻な人手不足に陥っている。

しかし製造業では受注がなく

技能実習生が解雇されている。

国は実習制度を「国際貢献」とし、

決して「労働力の確保」ではないと

よって、技能実習生の業者間異動は

認められていなかったはず。

しかし、17日に出入国在留管理庁が

新たに実習先を解雇された実習生に

再就職支援として、

「特定活動」の在留資格を与え、

最長一年間再就職先での就労を認めると。

本来認められていない技能実習生の

業種をまたいだ実習が可能になるらしい。

非常時だから仕方ないのかもしれないが

国があれほど頑なに

「技能実習生は労働力ではない」

と声高にしていたのに矛盾がでてくる。

やはり日本は技能実習生の労働力なくして

成り立たないところまできている

現実を受け入れることが必要なのに。

事実上国も認めたに等しいのに

あくまで「つなぎ措置」と。

現実に目を背けるので

理想論をもとにした施作を作り

色々なところで矛盾がでてくる。

日本は少子高齢化、災害大国などなど

あらゆる事態が今後も予測される。

これを教訓として

技能実習制度も実態に即した制度に

作り直してもらいたい。