立川ブログ
2020年3月25日
「モノ コト トキ」
第二次世界大戦後
何も無くなってしまったところから
世界に類を見ない見事な復興をとげ
物質的に豊かになった70年
その間は、モノ消費が全盛を極め
どれだけ良いモノを持っているかが
ステータスだった
そんな70年が過ぎ去り
次は精神的な豊かさを求める今です
10万円貰ったとすると
「欲しいモノはありません」
「旅行でも行かせてください」
てな感じな旅行という体験からくる
コト消費時代へ
しかし、コト消費では語りきれない
状況が出てきているようです。
それが「トキ消費」
今のその時だけしかないシチュエーション
と時間を共有するとか
参加すること自体が目的であるとか
参加して応援して自分が貢献している事が
実感できるとか。。
クラウドファンディングを通して
モノ創りを応援するとか
そんな感じの消費ですね。
今回の新型感染によるオリンピック延期は
トキ消費を先にまわしてしまいました
残念です
飲食店で言えば
宴会や集まり自体がトキ消費であり
この消費も削除されつつあります
欲しいモノはない
体験というコトも自粛
共有するトキも自粛
3つの消費スタイルを奪われた人間は
今まさに変革期であることは間違いない
より巣篭もり、より個での消費が加速し
コミュニティ不足な人間ができ
人間臭さや人間としての道徳感欠如に
危機をおぼえてなりません
「コト」「トキ」
これは人間形成には必要であり
一刻も早い終息を願うばかり。。
商売的には
Uber eatsや出前が爆発中
小さなコミュニティ消費が加速
悪い意味ではなく
こちらも落ち着いて欲しいですね