立川ブログ
2020年10月12日
「オンライン飲み会のその後」
おはようございます。
労務コンサルタントの立川昌子です。
コロナ禍で一次ブームになったオンライン飲み会。
昨日の新聞記事で
オンライン飲み会を今後続けたいかのアンケート
「思わない派」が6割を占めている。
実際私も参加したことありますが、
大人数で参加すると
どこに目線を合わせたらよいかわからない
一斉に黙る際の妙な間
あと、表情は見えるけれど
匂いや微妙な表情の変化などは感じ取れない。
もちろん子育て中の主婦や
家を抜けられない方など、
後、地方在住の場合などは
移動という制約がないから
参加の機会が平等になることは
メリットの一つだと思う。
しかし、この記事にあるよう、
人とのコミュニケーションの場面では
対面を重視する傾向が強いことが明らかになった。
心理療法の一つで交流分析というものがある。
交流分析の概念では人は人の存在を認める行為、
つまりストロークを求めて生きているとされる。
ストロークとは身体的接触の「タッチストローク」
言葉がけなどの「認知的ストローク」
褒めるなどの肯定的なストロークが豊富であれば
精神的に安定されるという。
コミュニケーションの中で
うなずく、ほほえむ、相槌をうつ
また握手をする、ハイタッチをするなど
ノンバーバルな意思表示が重要な役割を担っている。
オンライン化では
相手の空気感が感じられず
目線が合わせずらく、
ネット間のタイムラグで
十分なストロークが発揮できない。
心理療法の視点からも
あまりオンラインが浸透しない理由かもしれない。