立川ブログ
2019年11月2日
「上司は大変です」
おはようございます。
労務コンサルタントの立川昌子です。
第13次労働災害防止計画において
メンタルヘルス対策が挙げられました。
メンタルヘルス対策に取り組んでいる
事業者の割合を
80%以上にする・・等。
メンタルヘルスケアには
「セルフケア」「ラインケア」
「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」
「事業場外資源によるケア」
の4つがあります。
その中のラインケアは
管理監督者すなわち上司が
いつもと違う部下のサインに気づき
適切に話を聞くことが
あげられています。
どうやら
「大丈夫かー?」「無理すんなよ」
ではだめで、
なんなら受診まで
過去の判例では求められていました。
また電○事件では
会社だけではなく、
上司も安全配慮義務を怠ったと
訴えられていました。
そうは言ってもメンタルの部分なので
本人の同意など
デリケートに扱わないといけないので、
なかなか難しいですよね。
一度メンタルで休職をしてしまうと
再度休職する割合は
5年以内に5割以上
損失金は年収500万の人なら
代替要員、新たな人材確保などなどで
1500万!!
そのための安全配慮義務の
多大な役割と責任を担う上司、
是非ともその上司の
安全配慮をしてあげないと
いけませんね。