立川ブログ
2022年12月16日
「手業」
今、この時代
様々な手業(てわざ)が加速度的に
消えていく時だと実感します
手業の日本
19世紀中庸、ヨーロッパを熱狂させたそれは
藩政時代にパトロンである藩主たちが
藩の威信をかけて”粋の極み”を求め続けた結果
日本に根差しました
漆芸、陶芸、染、木工、細工、食芸
他国にはあり得ないレベルの
隔絶した品質を実現していましたが
現代では、辛うじて残映を体験し
手に入れたり、食べたりできる
最後の世代なのではないかと思います
寸分の狂いなきセンサーを使った
絶妙の切り具合を見せる歩留最強機械
更には人工知能を有した工作機械
人の手代行を基本に様々な分野で
その開発速度や実用化ができつつあります
今後は更なる進化が進み
また新しき革新が生まれていきます
それが”時代”
以前の産業革命もそうでした
少し寂しくは感じますが
それが現実でしょう
昨日お話したある蝋燭職人の後継者
「先が見えにくい」「不安」
ゲームチェンジできる機会をお探しでした
なかなか”良さ”を受け入れてもらえず
65歳以上の客がメイン
需要は年々激減
どうゲームチェンジできるか??
会合で色んな議論が飛び交っていましたが
現状の延長はなく
当の本人しか決めれない
気づきを学びにして欲しい