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立川ブログ

2021年4月13日

「現代マーケティング論」

おはようございます立川です

3年前からの世界を見ていますと

経済合理性と人間の思考性とが

せめぎあっています

合理と本質、効率と効果、機能と心地よさ

決して相反するテーマではないはずですが

見えてくるのは対立の構図です

産業革命から200年以上経ち

人間が否応なく見せつけられている世界観が

ここにあります。

マーケティングの世界でもそうで

明らかにモノ余り、店余り、WEB余り

無限無き絶対情報数の量から

購買へと繋ぐ手法は至難の技となりつつあり

買い手と売り手をどう繋ぐか?が問われます

ひと昔前にはマーケティング4Pと言われ

その均衡性を正すことが最たる手法でした

立地?価格?販促?商品?

現代マーケティングでは

相反する「機能」と「心地よさ」を

商品やお店に取り入れるか?であります

そう、買い手側に「心地よさ」がないと

いくら安価でも購買に至りません

逆に言えば

価格の概念が崩壊しつつもあります

では、「心地よさ」とは?

◆有難い

◆気が楽になる

◆気が晴れる

◆救いだ

◆安心、安息、安堵

◆感銘を受ける

◆楽しめる

意味は多々あれど

この人間的本能を擽る要素が

商品やお店にあれば購買へ繋がる可能性は

大幅にUPします

相反する「機能」ばかりを追求すれば

ある一定のシェアは獲得できますが

「心地よさ」がないと、伸びません

ただ、安いとか

ただ、便利とか

ただ、WEB露出あげるとか

ただ、商品を出すとか

ただ、ロボット化デジタル化するとか

これでは、離反するでしょう。。

相反する2つをうまくMIXし

軸足は「心地よさ」に置き

現代マーケティング論は成立するのです。

相反するもう一つのテーマ

「合理」と「本質」

考え方の違いを浮き彫りにした事例が

大阪府と東京都のPCR検査数からわかる

大阪府は

4月1日 1万4640件

4月2日 1万1358件

4月3日 8505件

4月4日 6097件

4月5日 6850件

4月6日 4712件

4月7日 1万242件

東京都は

4月1日 1万760件

4月2日 7934件

4月3日 7356件

4月4日 6945件

4月5日 5161件

4月6日 4405件

大阪府民全てを検査しようとする大阪府

経路不明を追わず

優先順位の高いとこだけ検査する東京都

「合理」と「本質」が見えないでしょうか?

やはり

考え方や思考は首長により違います

しっかり国家として指針がないと

首長はかわいそうですね。。