立川ブログ
2021年3月14日
「様々な支援は届いてますか」
おはようございます。
労務コンサルタントの立川昌子です。
コロナによる収入減少した世帯に
無利子で生活費を貸し出す
「緊急小口資金」の特例制度。
申請期限を3月末から6月末まで延長するようです。
雇用調整助成金が4月末で切れるため
その後の考えられる失業からくる生活難に連動し
延長になったのでしょう。
緊急小口資金の名前をみると思い出します。
前職の相談員の仕事で何回か相談に行きましたが、
相談者一人ではなかなか辿りに着きにくい。
まず窓口は社会福祉協議会、
あまり皆様縁がないのでは。
その上審査で結構書類が必要で
以前は年金などの担保が無ければ
無理だったような。(要件は住まいの市で違います)
そして、出るのに10日くらいかかる。
崖っぷちで相談に行くと、
絶望的な気分になったものです。
他助成金、支援金色々ありますが、
要は窓口がバラバラでなかなか辿り着けない。
今回雇用調整助成金や雇用の窓口はハローワーク
緊急小口資金は社会福祉協議会
感染対応休業支援金は厚労省が窓口。
すでに3箇所分散。
生活不安を抱えている方々が
ちゃんと辿り着けるでしょうか。
生活不安があればまず私たちが相談に行くのは
住居範囲のハローワークや区役所かなと。
例えば生活不安で健康保険や年金の納付の
相談にいけば、免除の手続きで終わるのではなく、
対応した職員が、不安の根底を聞き出し、
散らばった支援の窓口を一本化し、
情報提供していく、こんな連携があれば、
必要な人に必要なサービスが行き届くのでは。
株式会社Veritasも経営のお手伝いをしていますが、
その中で働く人一人一人の支援をミクロに捉え、
ワンストップで行える様になりたいなあ、
とこの記事ををみて思ったりしてみました。