立川ブログ
2020年9月13日
「手段の目的化」
おはようございます。
労務コンサルタントの立川昌子です。
コロナは減りつつあるも、完全終息しない。
だらだらと感染者が出続けています。
結局のところ感染症なので
完全撲滅は難しい。
その上で、ウイルス性である以上
インフルエンザと同様
手洗いうがいが一二を置いて
一番有効なんでしょう。
その上で、副次的に手指消毒やマスク、
ソーシャルディスタンスなどが予防として
脇を固めていく。
コロナの感染を防ぐという目的のために
手洗いうがい、手指消毒、マスク着用などなど。
しかし、昨今その手段が目的になっている様な。
大目的であるコロナ感染予防のはずが、
手段であるマスク着用に躍起になって
それに反する人をSNSでバッシング。
ソーシャルディダンスができていないと
店や利用客をバッシング。
私の実家は田舎で唯一、一つだけ信号機がある。
でもめちゃくちゃ見晴らしがよく、
車が全く来ないのに信号を待ち続ける。
これはある意味、
交通事故を起こさないという大目的のはずが、
信号を守るという手段が目的になってしまう。
道交法違反は罪ですし、万一があるので、
違反してはいけませんので、
勿論、違反を推奨はしていませんよ。
しかし、
今のコロナ対策はそんな様相を呈している。
感染をしないという大目的を忘れて
手段ばかりに目が行き、自粛警察がはびこる。
レジのお金をトレーにのせるのも、
レジの人がお金持った段階で
ウィルスがついてるので、無意味なような。
また熱を至る所で測られるけど、
無症状は熱ないしなあなんて思ったり。
手段が目的化してるので、
何らかの手段を講じていたら、
コロナが防げると錯覚。
根拠のない対策のため業務が煩雑。
私たちは今一度、
大目的を見失わないようにしなければなりません。
しかし、手段の目的化の思考回路
容易に修正できそうにありません。。。
そうなると、企業側は
本来の大目的の感染予防は粛々と進めながら、
手段の目的化した対処方法は
目に見える形で提示していかないといけない
非効率な事を強いられてしまう。
そんな非効率のもと得られるのは
根拠のない「安心」なのでしょうか。