立川ブログ
2020年2月10日
「トランジションへの対処」
おはようございます。
労務コンサルタントの立川昌子です。
レヴィンソンの発達理論で
青年期以降の成人には
年齢と生活構造に応じた発達期があり
17歳〜22歳に成人への過渡期
40歳〜45歳に人生半ばの過渡期
60歳〜65歳に老年への過渡期
を迎えると言われます。
なるほど確かに理論化するまでもなく、
社会に入る時
中年に差し掛かる時
退職間際の時
社会人では生活様式ががらりとかわり、
中年期では子供達も子離れし、
退職間際は身体にあちこちガタがくる
など体感的に危機を感じるでしょう。
そのような危機に対して
どのように対処していくかが重要です。
そして、人生の危機は転機(トランジション)であり
新たな出発点でもあります。
私の好きな理論家、シュロスバーグは
転機を乗り越えるには
4つのSが必要と。
①Situation 転機がもたらしている状況を評価する
②Self 自己の特性や価値観
③Support 周囲の状況
④Strategies 状況・自己・支援など具体的に
転機を乗り越えていく方法を検討する
新しい戦略をたてどのように転機を扱い、
コントロールしていくか。
私ごとですが、
サラリーマンをしていた時、
育休後の働き方はトランジションでした。
育休後で変わるであろう生活を分析し、
自分は仕事に対してどう向き合いたいか、
自分のサポート状況はどうか、
そのために具体的にどう動くか。
上記4Sに当てはめると
①育休後は子供の体調不良やら
保育園、学童のお迎えで時間的に制限がある、
②育休後でもしっかり働きたい、
③夏休みは学童預ける時間より早く出勤せねば、
変わりに送ってくれる人がいない。。。
④就業時間内におさまるよう、
I日のタスクリスクを書き出そう!
夏休みうーん、間に合わない、
ファミサポあるじゃないか!
などなど①〜④を洗い出していく
↑は一例ですが、
どうぞ皆さん危機は転機と思って
キャリアアップに繋げていきましょう。