立川ブログ
2019年8月17日
「五山の送り火」
8月16日は京都五山の送り火
ご先祖の霊をお送りするという
精霊送りの意味を持つお盆の行事です
京都を囲む5つの山に
「大文字」
「妙法」
「船形」
「左大文字」
「鳥居形」
の順に点火されていきます
火が消えた後の闇の暗さに
夏の終わりを惜しみ、秋の訪れを感じる
そんな悲喜こもごもの情感が
送り火を一層情趣深いものにしています
送り火の後は
消し炭(からけし)を奉書紙に巻いて
水引をかけ家に吊るしておくと
魔除け、厄除け、盗難除けのお守りになる
銀閣寺あたりの旧家の軒先を見ると
白い紙に包まれた消し炭が吊されています
また消し炭を煎じて飲むと腹痛がおさまり
病気封じになるという言い伝えもあります
これで京都の夏は終わりまず
お盆過ぎれば秋
また来年楽しみです